ばば子どもクリニック

東京都羽村市の小児科医院、ばば子どもクリニックです。
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補完食のおはなし

補完食(離乳食)のおはなし・その2

・おかゆとエネルギー量
日本だと「10倍粥を1日1回、スプーン一さじから」なんて書いてあります。
しかし、栄養の「補完」という点からみると、全然足りません。
例えば、カロリーで比較すると、母乳が100gあたり65kcalなのに対し、10倍粥だと100gあたり36kcalと半分以下になります。
よく、「10倍粥でお茶碗1杯食べさせています」なんて話を聞きますが、同じ量を食べるなら少なくとも母乳よりはカロリーの高いものを食べさせないと足りなくなるのは明らかです。
そのため、最初の1回ぐらいは10倍粥でもいいかもしれませんが、食べられるならすぐにでも普通のお粥にしたほうが栄養の補完になります。
ちなみに、全粥(5倍粥)100g当たりのカロリーは71kcalと、母乳と変わらないレベルになります。

固さも、あまりゆるいとかえって食べにくくなります。
下の図ぐらいの濃さにしましょう。

補完食-2

かたむけて、たれてこない程度の固さ

カロリー的にも、食べさせやすさの点でも、普通のおかゆの方がおススメなのです。

次は、おぎなう栄養素のお話。

補完食(離乳食)のおはなし・その1

書き始めると長くなったので、いくつかに分けて掲載します。

○補完食って何?離乳食と違うの?

「補完食」という言葉が最近出てきています。実のところ、20年以上前から出てきている言葉なのですが、あまり日本では広まっていないようです。


「補完食」は、約20年前にWHO(世界保健機関)が離乳食に変わる言葉として提唱したものです。

母乳だけでは足りなくなる栄養を補うための食事の事を指し、今までの離乳食と何も変わるものではありません。ただ、「離乳」=「乳を飲むのを止めること」という言葉を連想させるので、そうではなく、足りない栄養を「補完」するというものなので、今後は「補完食」という言葉を使います。

(補完という言葉で人類○○計画という言葉を連想した人はアニメの見過ぎです)


ではどの程度「補完」が必要なのでしょうか?

下の図は月齢ごとの必要エネルギーと母乳から得られるエネルギーの量のグラフです。


補完食-1


座ったり、ハイハイをするようになれば多くのエネルギーが必要になりますが、母乳でそのエネルギーを補うのも限界があります。

そのために、足りないエネルギーを補う「補完食」が必要になるのです。

このエネルギーが足りないと、体重が増えないなどの問題が出てきます。

続きます。
補完食(離乳食)のおはなし・その2 おかゆとエネルギー


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