ばば子どもクリニック

東京都羽村市の小児科医院、ばば子どもクリニックです。
院長のコラムや、スタッフの小噺、クリニックからのお知らせをを掲載しています。
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ばば先生のコラム

ばば先生のコラムリスト集

過去のばば先生のコラムのリンクをまとめて掲載してあります。

ばば先生のコラムリスト・その3

ばば先生のコラムリスト・その2

ばば先生のコラムリスト・その1

ばば先生の子宮頸がんワクチンに関するコラムリスト 

補完食(離乳食)のおはなし

最新のブログはこの下の記事からになります。

鼻スプレーのインフルエンザワクチン

今話題になっている「鼻スプレーのインフルエンザワクチン(フルミスト)」について、わかっている範囲内で説明したいと思います。

簡単に言うと、「鼻の粘膜に弱いインフルエンザワクチンをつけて、粘膜から免疫をつける」というものです。
海外ではもう10年以上前から導入されており、日本でも海外から並行輸入で取り寄せて使っているクリニックもありました。

一時期、「新型インフルエンザには効果が無い」とか言われた時期があり、ACIP(アメリカの小児ワクチン接種に関する委員会)でも一時経鼻噴霧ワクチンを非推奨にしていたこともありました。ただ、その後改良を進め、今では新型インフルエンザも含め注射と変わらないぐらいの効果があるとされており、ACIPも非推奨から外しています。

一番のメリットは「痛くない」でしょう。
勿論、左右の鼻の中に0.1ml程度ではありますが液体が入るので、多少の違和感ぐらいはあるかと思います。ちなみに、0.1mlというのは花粉症などで使う点鼻薬の点鼻1回分、目薬で2滴分ぐらいです。
また、接種回数は1回なので、病院に来る回数は減らすことができるかと思います。ただ、全くインフルエンザワクチンを接種した事が無く、インフルエンザに罹ったこともない方に関しては、2回接種したほうがいいと言われています。

有効性は注射による接種と変わりません。また、病院での接種になります。

デメリットは、たまに接種後発熱、鼻汁、咽頭痛といったインフルエンザみたいな症状が出る方がいます。また、2週間ぐらいはインフルエンザの迅速検査を行うと陽性となるとのことです。

経鼻噴霧ワクチンができない方は以下のようになります。

・2歳未満、19歳以上
・アスピリン、サリチル酸という薬を定期的に内服している方
・免疫不全と診断されている方
・接種時に大量の鼻汁が出ている方
・抗インフルエンザ薬(タミフル等)を内服されている方
・妊娠中の方(数は多くないとは思いますが)

また、喘息の発作などで診察時に体調が悪い方は接種できませんとはなっていますが、これは注射によるワクチン接種でも変わりませんよね。

ただ、腹の立つことに、現在鼻スプレーの発売が延期になっています。(手続き上の問題だそうです)
ですので、当院でも発売され次第接種開始とさせていただきます。

以上、わかる範囲内でお伝えさせていただきました。よろしくお願いいたします。

-----ブログ担当者補足-----
経鼻ワクチンは少量の入荷となっております。そのため、在庫分のみの予約受付となっております。在庫切れで予約を取れなかった方はクリニックまでご相談ください。

また、フルミストはお鼻にスプレーをするワクチンです。鼻の中に何かを入れられることを嫌がるお子さんにはあまりお勧めできません。嫌がって泣いてしまうとたくさん鼻水が出て流れ出てしまうことが考えられます。お子さんとよく相談をして選んでください。

休日診療・救急外来のかかり方

インスタグラムのミニコラムの転載です。
救急外来のかかり方(1)
別に今日が休日当番医 だからというわけではないですが、昔から私が言ってる休日夜間当番 ・救急外来 のかかり方を軽くまとめました。

基本的には、まず急ぎで受診が必要かどうかの確認をしてから、電話で確認して、受診の流れです。
休日当番や夜間の外来はあくまでも「明日(次の平日の診療日)までのつなぎ」と思ってください。ほとんどの病院で、平日昼間と同じことはできないと思ってください。

救急外来のかかり方(2)

判断が難しければ、#8000 や#7119 といったところに相談してもいいでしょうし、インターネットで検索するならこの2つがお勧めです。
ただ、それでも心配なら受診するのはあり(ここ大事)ですが、その都度この確認をすることで、少しづつ受診の目安や基準ができるかなぁ、と思っています。

熱中症のおはなし-インスタ編-

 ここのところ、ばば先生、インスタグラムにみじかくちょっとした医療情報を載せています。掲載タイミングは遅れますが、ブログのコラムに転載します(早く読みたい人はばば子どもクリニックのインスタをチェックしてくださいね)。インスタグラム用ですので、みじかめです。今までのコラムとは別にカテゴライズしています。

それでは本編です(以上ブログ・コラム掲載担当でした)。
 

熱中症(1)

 
梅雨に入って、家の中でも暑く感じるようになりました。暑くてフラフラする、なんていうのは熱中症の1度かもしれません。そういう時は涼しい場所で安静にする、水分・塩分(こっちの方が大事)を摂るようにしましょう。
意外かもしれませんが、熱中症になった未就学児のうち、3分の1は自宅でなっています
熱中症になってからでは大変なので、こまめに水分を摂る、クーラーなどの文明の利器に頼るなどの予防を心掛けましょう。



〇〇はじめました。(アプリ編)

○○始めましたシリーズというわけではないのですが、「ププノート」というアプリを始めてみました。

最近流行りの、スマホアプリで子供の成長を記録する、なんてものです。
その前の記事でもブログ管理担当スタッフが色々書いておりますが、私がこれをお勧めする一番の理由はもう少し違うところにあります。

それは、「正しい医学情報を知ってもらう」です。

例えば、「数か月前からお尻に水いぼができていて他の病院でも見てもらったんだけど治らない」なんて相談をたまに受けます。

そもそも、水いぼが完全に取れるまでは半年以上かかるし、何かの薬をつけたから早く取れるというものでもないし、最終的には自然に取れます(自分の子どもの水いぼも気づいたら無くなってました)。

その相談のために当院を受診してこの説明をするたびに、前の病院でこの説明を最初にしてくれていたら患者さん(とそのご家族)が無駄な心配をしなくて済んだのに…と思うことがあります。

また、病気そのものの話ではなくても、「予防注射をした日はお風呂に入っていいのか?」といった、日常生活での疑問点なども意外に医者は知らないことがあります。

勿論、自分も全て知っているわけではなく、例えば高齢者の病気は最低限の知識しかなく説明に困ることもあるので、他の医者を非難するわけでは全くありません。

医学知識の進歩もものすごく早く、数年で知識量も2倍になるとも言われていますし、過去には正しいと言われたものでも今は誤りなんてものもたくさんあります。

インターネットで検索すればいいのでは?とも思うのですが、それこそ玉石混交で、検索した結果が必ずしも正しい情報とは限りません。

今回、ププノートを導入したことで、正確な、アップデートされた情報を伝えやすくなるのではないかと思っています。

学会監修のものだったり、最新のデータだったりと、自分が一度目を通して間違いないというものを掲載していますので、この機会にぜひ導入してみてください。

なお、ダウンロード無料で使用料もかかりません(通信料はかかります)。
アプリを導入しても私の手元には1円も入りません(涙)。

医療法人社団来檎会
ばば子どもクリニック

〒205-0011
東京都羽村市五ノ神352-22

Tel:042-555-3788

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