インスタグラム投稿からの転載です。溶連菌の話で抗生物質のおはなしが出てきたので、抗生物質のおはなしを引っ張ってきました。風邪と抗生物質のおはなしです。
もう10年以上前から言われていてご存知の方も多いかと思いますが、未だに処方する医者がいるので、今日は風邪 と抗生剤 (抗生物質 )の話です。
まず、風邪の原因は「ウイルス」であり、抗生剤は「細菌(バイ菌)」に対して効くものですので、そもそも相手が違います。
風邪に対して抗生剤を使うと、下痢したり、子どもだと一部の抗生剤で低血糖(体の糖分が足りなくなり、ぐったりしたりする)になったりします。
更に、人間の体には一定数の細菌はいて、その菌が「耐性菌 」となり、一定の条件下で体に悪影響が出たり、その菌が他人に感染すると、治療が困難になることがあります。
以前、子供の中耳炎の原因となる菌が耐性菌となって問題になった事がありましたし、今でも「院内感染で耐性菌」なんて時々ニュースに出てきます。
以前、子供の中耳炎の原因となる菌が耐性菌となって問題になった事がありましたし、今でも「院内感染で耐性菌」なんて時々ニュースに出てきます。
よく「風邪ひいて抗生剤飲んだら治った」という人がいますが、恐らく飲まなくても治った可能性が大です。(因みに、この論法を「3た論法」というのですが、その話は後日)
(blog担当より。インスタでは後日となっていますが、ばば先生、過去にブログに『3た論法』について記事にしております。リンクを張っておきますので、よろしければご覧ください。今回の抗生物質のおはなしや、アレルギーのおはなしにもなっています。
ばば先生のコラム:さんた論法
(blog担当より。インスタでは後日となっていますが、ばば先生、過去にブログに『3た論法』について記事にしております。リンクを張っておきますので、よろしければご覧ください。今回の抗生物質のおはなしや、アレルギーのおはなしにもなっています。
ばば先生のコラム:さんた論法
勿論、明らかに細菌感染が疑われる時は私も抗生剤を処方しますが、説明してから処方しています(念のため、では処方しません)。このように、必要だから処方した抗生剤は最後まで飲みきってください。
blog担当の補足?
ちなみに、昨年の外来小児科学会にて拝聴してきた講義の中に、小児耳鼻科の医師の講義がありまして。その中のおはなしで、小児の中耳炎の症例で抗生物質の投与が必要であったケース(適応症例)は全体の10%であった、とのこと。本当にその抗生物質は必要ですか?と投げかけられておられました。
先だってのニュース記事ですが、百日咳にかかった方の追跡調査をしたところ、8割が抗生物質への耐性菌で新たな治療薬を探さなければならない、といった状況も発生しているようです。
院長のコラムにもありますが、使える薬がどんどん減っていくから、頼むから乱用しないでくれ、というのが切なる願いであります。
blog担当の補足?
ちなみに、昨年の外来小児科学会にて拝聴してきた講義の中に、小児耳鼻科の医師の講義がありまして。その中のおはなしで、小児の中耳炎の症例で抗生物質の投与が必要であったケース(適応症例)は全体の10%であった、とのこと。本当にその抗生物質は必要ですか?と投げかけられておられました。
先だってのニュース記事ですが、百日咳にかかった方の追跡調査をしたところ、8割が抗生物質への耐性菌で新たな治療薬を探さなければならない、といった状況も発生しているようです。
院長のコラムにもありますが、使える薬がどんどん減っていくから、頼むから乱用しないでくれ、というのが切なる願いであります。

