休日の過ごし方とはいっても、誰かの楽しいお話ではありません。

年末年始ということもあり、帰省や旅行などに行かれている方も多いかと思われます。
特にこのご時世でしばらく行けなかったので、という方も多いでしょう。

帰省だろうが旅行だろうが、一定の確率で子どもはかぜをひきます。
かぜをひかない方法があればノーベル賞が取れるというぐらいですし、大人だって環境が変われば色々変わるので、子どもだってかぜをひいてもおかしくはないと思います。

ただ、旅行先でどうしたらいいかわからない、これから旅行に行くのにどうしようか、と思っている方に、今日はこんなアドバイスをさせていただきます。
参考にさせていただいたのは、新潟大学医学部小児科のtwitterアカウント(@Niigata_u_ped)です。私もフォローし、勉強させてもらっています。


(1)出先でかぜをひいた
まず、「眠れるか」「食事をとれるか」「遊べるか」の3点を確認してください。
この3点ができるのであれば慌てることはないと思います。


(2)出先で熱が出た
やはり、上記の「眠れるか」「食事をとれるか」「遊べるか」の3点を確認してください。
機嫌が悪い、頭が痛くて眠れないなどがあれば、解熱剤を使ってもいいかと思います。
解熱剤は病院で処方されたものでも、市販のものでも大丈夫です。ただ、市販の解熱剤は「小児に使用可能」なもので「総合かぜ薬」でないものを選んでください(理由は後述します)


(3)これから出かけるのだが、かぜ薬をもっていったほうがいいか
定期的に内服しているもの、あるいはひどくなった時に飲むようにと言われている薬でない限り、かぜ薬を事前に準備しておく必要はないと思います。
かぜの薬というのは、あくまでその時の症状に合わせて処方されるものです。以前に処方された薬でもその時と症状が違えば薬も変わります。

また、「総合かぜ薬」というのも、色々な症状に効かせるために複数の薬が入っており、その時の症状によってはかえって症状を悪化させるものもありますし、子どもにはあまり使わないほうがいい薬が入っていることもあるので、おすすめはしません。


(4)出先で病院を受診しようと思う
地域により休日の受診胎勢は様々で、急病センターみたいなものがあったり、当番医が順番でやっていたりします。「○○市 救急当番」などで検索すると出ると思いますし、自治体のHPに書いてあることもあります。

受診する病院がわかりましたら、まずその病院やセンターに受診できるか電話をかけてください。
その際に「年齢→性別→一番心配な症状→いつからどんな症状が出たか→眠れるか・食事がとれるか・遊べるか」の順で伝えていただけるとわかりやすいと思います。

受診する際には、保険証、お薬手帳、母子手帳を持って行ってください。
受診する病院がお住まいと同じ都道府県内であればマル乳・マル子などの医療証も使えますが、それ以外であれば使えませんが、後日自治体で償還払いができます。



また、以下のサイトやアプリは参考になります(利益相反は全くありません)
・子どもの救急(ONLINE-QQ)(http://kodomo-qq.jp/index.php
・日本小児救急医学会『急病時の子どもの見かたと受診の目安』(https://www.convention-axcess.com/jsep/ext/pdfjs-dist/jsep2020v9.pdf
・アプリ「教えて!ドクター」(https://oshiete-dr.net/apri/)
それでも判断に迷うようであれば、#8000 に電話してみてください。


ただ、今のお話はあくまで国内に限ったお話です。海外にお出かけの際はその国の医療事情もあるかと思いますので、事前に外務省のHP(https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/index.html)で確認してください。


最後になりますが、外出しようがしまいが一定の確率でかぜは引きます
ただ、手洗い・うがいなど個々人で感染予防することで感染の確率はかなり減らせます。
出かける本人。ご家族だけでなく、出かけた先の人にも手洗い・うがいを勧めてもらい、楽しい年末年始をお過ごしください。