・補う栄養素の話
カロリーだけでは駄目です。他の栄養素も補充が必要になります。

(1)鉄
鉄は血液中のヘモグロビンの材料となるだけでなく、成長に必須のものですが、生後6か月頃には体の鉄の貯えが底をつくので、食事から摂ることになります。
ただ、母乳中の鉄の量はほとんどないと言ってもいいレベルなので、補完食の初期から摂る形になりますが、お粥と野菜だけでは鉄はほとんど摂取できません。

お勧めは赤みの肉やレバーペーストです。よく離乳食の本で勧められる「鶏肉のささみ」や「白身魚」はそれ程鉄は多くありません。鶏肉のささみや白身魚からはじめる理由も、脂質を消化できないという考えから来ているのだと思いますが、油は摂って大丈夫なんです(理由は後述)。

また、野菜に含まれる鉄は肉に含まれる鉄と比べると吸収があまりよくないので、同じ量を食べるのであれば肉類の方が効率よく摂取できます。

(2)ビタミン(特にビタミンAとビタミンC)、カルシウム
ビタミンAは粘膜や皮膚を保護するために必要なものです。ビタミンCは鉄の吸収の補助にもなります。
カルシウムは骨の材料になります。もちろん、体を大きくするためにはカルシウムだけでは駄目で、蛋白質も必要です。

(3)油(脂肪)
「油(脂肪)を食べさせるなんてとんでもない」なんて声が聞こえてきそうですが、そもそも母乳(ミルク)の成分の約半分は脂質(油)です。赤ちゃんもちゃんと脂質を消化できるんです。だから、脂質の少ない食品からはじめるなんてしなくてもいいし、むしろ油が入ることでカロリーが上がり、不足するエネルギーを補えます。



次は、補完食はいつからはじめる?