以前のブログでもお話しした通り、当院では、子宮頸がんワクチンの接種を勧めています。

その理由につきましては以前書いた通りなのですが、今回はその期間についてのお話です。

接種対象となる年齢は、「12歳となる日の属する年度の初日から16歳となる日の属する年度の末日までの間」と書いてありますが、(どうして法律というのはこんな面倒くさい書き方をするのでしょうか) 要は、「小学校6年生から高校1年生まで」ということです。

そして、子宮頸がんワクチンは3回接種が必要で、2回目の接種は1回目の接種から1か月以上、3回目の接種は2回目の接種から3か月以上あける必要があります。なお、お勧めの接種間隔は、「1-2回目の間は2か月、3回目は1回目から6か月あける」となっています。

タイトルの「高校1年生のあなたへ」というのはどういうことかというと、定期接種のうちに接種を希望されるのであれば、高校1年生の9-10月には接種をはじめないと定期接種の期間内に終わらないということです。

勿論、この時期を外れても接種はできますが、自費接種ということになってしまい、お金がかかってしまいます。

ちなみに、羽村市のHP(https://www.city.hamura.tokyo.jp/0000005632.html)を見ると「標準的な接種期間は中学1年生相当」と書いてありますが、別にその時期を外れたから接種できないというわけではありません。

特に高校1年生に、というわけではないのですが、対象年齢のお子さんは子宮頸がんワクチン接種をすることをお勧めします。
不明な点、心配な点がありましたらいつでもご相談ください。